柿沼 昌吾(カキヌマ ショウゴ)について

これまで法人企業100社以上のコンサルティング実績がある組織開発専門のコンサルタント。
日本でもあまり存在しない組織開発の仕組み作りに特化したコンサルティング会社の代表です。

柿沼 昌吾(カキヌマ ショウゴ)

人事領域の幅広い経験=人事領域×事業ステージ×業界

「柿沼だけ人事課な」

新入社員研修終了後の配属発表のときに人事部長から言われた言葉です。他の同期が全員営業に配属された中、私だけ人事に配属となりました。

そこから人事としてのキャリアがスタートし今日に至ります。
入社した半導体関連会社で人事担当として10年、その後、転職し組織人事コンサルタントとしても15年以上の経験を積みました。

最初に入った会社では、制度設計、採用、組織開発等の“あらゆる人事領域”を経験し、事業ステージも、最初50名だった会社がM&A、上場を通じて急速に拡大、それに応じて “様々な段階の事業フェーズ”の人事課題に取り組んで参りました。

コンサルタント時代には、アセスメント・サーベイを活用した組織・人財開発支援を行い、医療、製造、小売り、広告、食品等、“様々な業種”の会社とお付き合いさせて頂いております。

経営戦略との融合へのこだわり

私の仕事での初めての成功体験は入社3年目のこと、新卒採用の業務で、一連の活動終了後に、経営陣に対して採用全体の振り返りをしたことです。一人あたりの採用コスト、母集団と各段階での通過率、さらには合格者、不合格者の適性検査の傾向分析等、数値化したデータを見せ、翌年以降の改善点をまとめたものを報告しました。

それまで、採用はおろか人事課題について経営会議で話し合われることは殆どありませんでしたが、その報告以降、採用だけでなく教育など人事課題が経営会議で話し合わるようになり、徐々に人事テーマが経営課題の一つとして位置づけられるようになりました。

「やってきた事を定量的に振り返れれば、人事は経営課題として取り上げらえる」と確信した私は、そのことをその後のコンサルティングの軸とし、お客様と接して参りました。ソリューション実施後は必ずお客様と結果を共有し、経営報告についても支援させて頂きながら人事戦略のプレゼンス向上に貢献してきました。

これまでの経験から、経営戦略と人事戦略とを結びつけるには三つのポイントがあると考えます。

・サーベイ等の定量化ツールで組織の状態を数値で分かるようにする。
・経営戦略実現のための具体的な必要行動(コンピテンシー)を言語化する。
・PDCAを回しながら一歩一歩改善を重ね、経営戦略の実現に近づけていく。

長い経験で培ったこれらのポイントはWillMapのコンサルテーションの基盤となっています。

組織・人財開発の取り組みにエネルギーを!

多くの場合、組織サーベイの結果を共有すると、多くの人は低い数値、つまり課題に目が行きます。そして、その原因を色々と話していくとだんだんと落ち込んでいって雰囲気が悪くなり、課題克服に向けたパワーが弱くなって、最終的に今後アクションが決まらずお茶を濁して終わることもあるかと思います。

私はサーベイのフィードバックでは、「強みを認識してもらう」ことを心がけております。サーベイの結果には必ずその組織の強みが表されています。高い数値に解釈を加えることで組織の確固たる強みが見えてきたり、低い数値であっても、実はその裏に強みが内在していることもあります。

強みに注目し、それをさらに伸ばしていく施策やその特長を使って課題を克服する方法を議論する、当社では、このような強みに焦点を当てたフィードバックによって、その場のエネルギーレベルを高め、施策の実行に向けて皆さんと力強く前進して参ります。

柿沼 昌吾(カキヌマ ショウゴ)
「組織開発を定着させ、組織の目標達成と働く人の幸せの両方を実現する」という強い信念の基、コンサルタント会社WillMap株式会社を設立。現在、同社代表取締役。1970年生まれ、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科国際マネジメント専攻修了(MBA)。